育児セラピストの資格

育児セラピストは、ベビーマッサージ等の資格取得や講座開催を行う団体、日本アタッチメント育児協会が主催するもので、指定された講座を受ければ取得する事が可能となる認定資格となっています。
この資格の活用方法は、地域や病院で行われる両親講座やマタニティ教室での指導が主要。親になったばかりの夫婦を支える一方で、生まれてきたばかりの赤ちゃんの育成について必要なアタッチメントケアについてのサポートもしていきます。
関わりを始めたばかりの親子は、どこか不安定で心細いもの。だからこそ、看護師や助産師だけでなく、保育士や保健師など育児に関わる全ての職業の方が取っていて損はない資格であるといえるでしょう。

セラピストと聞くと、きっとどなたも心のケアをする存在であると感じる事かと思います。もちろん、心のケアをする事はとても大事であり、誰よりも強く生きている人ほどどこかで“ぷつんっ”とその頑張りの糸が切れてしまうとそのダメージが、他の人以上に強い力でかかってしまうから注意が必要となります。
と、これも強いて言えば大人の話。何度も挫折や苦難を味わっているからこそ、自分が今どんな痛みや悲しみを感じているのかがわかり、考え、処置出来るのです。
しかし、これが子供だったらどうでしょうか?きっと、ただでさえ初めての事だらけで爆発しかかっている心は、その不安や挫折、苦難に火をつけられあわや大惨事になってしまうのではないでしょうか?
そしてこのぽっかりと月のクレーターのように開いてしまった穴は、その子供が幼ければ幼いほど残ってしまうといいます。
その証拠に、近頃多発している乳幼児期の虐待は、その親自身が子供の頃受けていたという事が少なくありません。
これは、彼らの物心つく前あるいはついた後に起きた爆発の火種が、まだ残っているから起きたもの。大人が「どーせ分かるワケない」と思ってやった事が残ってしまっている結果なのです。
確かに、親だって人間ですからイラついてしまう事は仕方がありません。特にお母さんはべったりくっつきっぱなしですからね。
しかし、そのストレスを子供に与えてしまうのは決していけない事。悪い事をしたら叱るのは当然ですが、少しでも自身が不穏に感じたらそこでやめなくてはならないのです。
こうした育児ストレスを両親達が、そしてその子供達が受けないようするのが育児講座です。あなたもぜひ、自身の育児を見直すとともに、そういった育児ストレスの被害者になっている親子をセラピストとして救ってみてはいかがでしょうか?

また看護師の求人を探しているかたは、小児看護師も視野に入れてみてください。

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